SCHILLING ROBOTICS商品
世界中で製造されている無人潜水調査船(ROV)の90% 以上にシリング・ロボティックス製マニピュレーターが使用されています。
またシリング・ロボティックスは1998年に画期的な電動ROVシステム「QUEST(クエスト) ROV」を開発。
そのシステムの基幹部品としてRemote System Engine(RSE)製品の販売も開始しました。
電動 ROV 「QUEST」(クエスト)

シリング・ロボティックス製電動ROVは電機推進装置と重作業性能を1台のROVに統合した製品です。
簡潔で統合されたサブシステムにより、複雑さを削減し、効率を向上させることで作業用ROVの所有/運用コストを削減します。えひめ丸の引揚作業にも使用されました。
主な特長
- 100馬力級の油圧ROV相当の能力で、目的に応じて容易に構成変更可能。
- 使用深度:標準 3000m、オプション 6500m
- システム全体の構成部品共通化、電源接続90%削減。
Remote System Engine製品

シリング・ロボティックスのRSE製品は汎用遠隔システムを達成する為の、簡潔・高信頼性・強力な装置及び制御ソフトウェアの一群です。RSE製品は以下の通りです。
SeaNet ハブ
- 寸法・質量:465×368×231(球部)/ 21.8kg(水中:14.5kg)
- 1台当りのチャンネル:シリアル 30ch、ビデオ信号 4~8ch置
- システム能力:シリアル 90ch、ビデオ信号 24ch
- SeaNetポート:RS232またはRS485、26VDC@10A
- ハブ1台当りの最大電流:50A
- 使用深度:標準 4000m、オプション 6500m
電動リングスラスター
- 寸法・質量:480×610×230 / 45kg (水中:27kg)
- ノズル内径:Φ300
- 最大スラスト:204kgf(双方向)
- 定格回転数:1000rpm
- 連続トルク:68Nm
- 電源(公称):600VDC @11kW
- 使用深度:標準 3000m、オプション 4000m
※これら以外にも電動PAN & TILT、コンペンセイター、高電圧コンバーター、油圧弁マニホールド等があります。
油圧マニピュレーター

シリング・ロボティックスのマニピュレーターは世界中のROV及び有人調査船に使用されています。
左の写真のTITANIII(タイタン)は主要部品が頑丈で錆びにくいチタン製であり、しんかい6500等過酷な条件で使用されています。
TITANIIIの他にも小型・軽量で中作業向けのORION(オライオン)や頑丈で強力な持上げ力(275kg)を持つCONAN(コナン)、5軸の大荷重グラバアームのRIGMASTER(リグマスター)等、多彩なバリエーションがあります。